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妄想着想
きっとまた同じことになる
前もそうだった
だからまた同じことが起こる
そして言う
きっとまた同じことになる
前もそうだった
だからまた同じことが起こる
そして思う
きっとまた同じことになる
何回もそうだった
実際に起こるかどうかは関係ない
きっとまた同じことになるという恐怖に襲われる
前もそうだった
だからまた同じことが起こる
そして言う
きっとまた同じことになる
事実だと思っていたそれは、身勝手に作り上げた幻想だった。
そう感じひどく不安になった途端、今までの記録は色を失いはじめた。
紐づけられた記憶は、自虐的な言葉で次々と書き換えられていった。
かき集めたまだ鮮やかな思い出すら、ただの勘違だったとレッテルを張った。
焦燥感に襲われて、そうしなくては自分を保つことができなかった。
その勘違いすらも幻想だったと思う時がくるのかもしれない。